眼に効く成分

巷には「ルテイン」が入っているサプリメントが溢れていますが、ルテイン単体が眼にいいわけではありません。
中には、そのサプリメントが何にでも効くようなコメントを述べる人もいるようですが、そんなものが世の中にあるわけがありません（笑）。
あなたが眼にいいサプリメントを選ぶなら、様々な抗酸化栄養素とL-シスチンのように不足してしまうと眼機能に悪影響を及ぼしてしまう成分を、成分表示どおりにバランス良く配合された本物の製品をお薦めします。

有効成分とその働き

●L-シスチン
L-シスチンは皮膚の形成に必要で，手術，外傷の治療を促進するといわれます．また造血機能を刺戟し，白血球生成を促します。
私たちの身体や細胞を正常な状態に戻そうとする作用があります。シスチンが不足すると眼症状や骨格の異常を来す可能性がありますので、血中シスチンの測定値が低下した場合にL-シスチンが投与されます。

●イチョウ葉
イチョウ葉にしか含まれない特殊な二重フラボンには、血管（特に毛細血管）を拡張し、血行を促進させる機能の他、脳動脈、心臓の血流を増加させ、また血管自体の硬化を防ぐ機能が発見されています。つまり血液自体をきれいにする作用（血糖値の正常化、活性酸素の除去）と、身体の血管を丈夫にする作用（細部の毛細血管にいたるまで）があります。

●ビルベリー粉末
アンソシアニンを多く含み抗酸化作用に富む。

●アセロラ
ビタミンＣを多く含み抗酸化作用に富む。

●藻類カロチン
藻類カロチンはβカロチン（ビタミンＡ）として角膜にとって不可欠な成分です。

●醸造酵母
醸造酵母に含まれるアミノ酸、ミネラル、ビタミンＢ群は疲れ目や目の充血の改善に役立ちます。

●ルテイン
私たちの目には、本来、活性酸素の毒を打ち消す作用（抗酸化作用）を持つ成分が備わっています。その成分とは、ルテインとゼアキサンチンです。この二つは、植物の色素を構成するカロチノイドの一種で、いずれも強力な抗酸化作用を持っていることが、数多くの研究を通じて明らかになっています。
私たちは、ルテインとゼアキサンチンを食べ物から補って体内に貯蔵していますが、貯蔵する能力は、年を取るにつれて衰えてしまうのです。そうして、ルテインとゼアキサンチンが不足すると、目にさまざまな老化現象が現れてくることがわかっています。
実際に、ルテインを補うことで目の病気を予防できたり、治療できたりすることが、さまざまな研究によって裏づけられています。
1994年にハーバード大学が発表した研究によると、ルテインを日常的にとったグループは、ほとんどとらなかったグループに比べて、黄斑変性症の罹患率が４３％も低かった、とされています。